辨 |
イワガネゼンマイ属 Coniogramme(鳳丫蕨 fèngyājué 屬) には、約20種がある。
オオバノイワガネゼンマイ C. fraxinea
ホソバイワガネソウ C. gracilis(C.japonica var.gracilis)
イワガネゼンマイ C. intermedia
イワガネゼンマイ var. glabra(C.fraxinea var.intermedia;無毛鳳丫蕨)
ウラゲイワガネ var. intermedia(普通鳳丫蕨・中華鳳丫蕨・大葉狗牙七・黑虎七)
イワガネソウ C. japonica(鳳丫蕨・日本鳳丫蕨・大葉鳳凰尾巴草)
ウジョウイワガネ C. procera
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イノモトソウ科 Pteridaceae(鳳尾蕨 fèngwěijué 科)については、イノモトソウ科を見よ。 |
シダ植物については、しだを見よ。 |
訓 |
「和名ハ岩が根ぜんまいノ意、本品ハ其狀頗ルいはがねさうニ類スルヨリ乃チ其種ト相似
タル名、曾テ予ノ下せしなり」(『牧野日本植物圖鑑』)。 |
『植物學大辭典』(1918,商務印書館)は「蛇眼薇 Gymnogramme(ママ) javanica,Bl. イハガネゼンマイ。」とする。今日では、Gymnogramma
javanica は Coniogramme fraxinea のシノニムである。なお、蛇眼薇の名は、蛇眼草から来たものであろう、イワガネソウの訓を見よ。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・朝鮮・中国・千島・樺太・インドシナ・ヒマラヤに分布。 |
誌 |
中国では、根状の茎を黑虎七と呼び、薬用にする。 |